藤沢で生成AIコミュニティ立ち上げに向けたキックオフが開かれた夜

藤沢の夜に、またひとつ面白い場が立ち上がった。

会場は、スナックみらぼ。
この日ここで行われたのは、生成AIをテーマにした新しいコミュニティのキックオフだった。

スナックみらぼの外観。この夜、ここから新しい場が動き出した。

堅い勉強会ではない。
かといって、ただの情報交換会でもない。

お酒を片手に語り合いながら、それぞれがいま試していることや、仕事の中で感じている変化、そしてその先にある事業の可能性までを、ゆるやかに持ち寄る場。

主催側からは、今後この場を定期的に開催し、生成AIをテーマにしたコミュニティとして育てていきたいという構想が共有された。

この日の位置づけは、あくまで「キックオフ」。
何かを一方的に教える場ではなく、みんなで形をつくっていくための最初の会として開かれていたのが印象的だった。

お酒を片手に、それぞれの実践やアイデアを持ち寄りながら対話が進んでいく

目次

この場をつくろうとしている人たち

集まっていたのは、起業家、会社員、クリエイターなど、バックグラウンドの異なる人たち。

すでにAIを業務に取り入れている人もいれば、
これから触れてみたいという人もいる。

ただ、その立ち位置の違いが、壁になることはなかった。

むしろ、
「今こんなことを試している」
「ここでつまずいている」

そんな途中の話が、そのまま共有されることで、
場に自然な厚みが生まれていた。

生成AIについて、それぞれの実践や課題を共有しながら話す参加者たち

コーポレートGPT・照山さんが持ち込んだ視点

この日、参加していたのが、
株式会社コーポレートGPTの代表・照山さん。

全国各地で生成AIコミュニティの立ち上げや支援を行っており、
この場もその流れの中で生まれた取り組みのひとつだ。

照山さんが、各地の生成AIコミュニティ事例を共有

照山さんが語ったのは、各地で起きている変化だった。

新潟では、個人事業主が「触らないとまずい」という危機感から集まり、そこから事業が生まれている。
士業のコミュニティでは、AI時代に仕事をどう再設計するかが議論されている。
広島では、子どもたちの未来につながる可能性としてAIが扱われている。
企業内では、社内勉強会として展開されている例もある。

共通していたのは、
AIそのものを学ぶ場ではないということ。

それぞれの課題や関心に、AIをどう掛け合わせるか。
その結果として、コミュニティの形も変わっていく。


「知る」から「使う」へ

この場でも、その流れはすでに始まっていた。

どんなツールがあるか、という話だけでは終わらない。
「自分の仕事の中でどう使えるか」という視点に、自然と会話が移っていく。

AIは、知識として持っているだけでは意味がない。

実際に使い、試し、
自分の文脈の中に組み込んでいくことで初めて価値になる。

そんな前提が、この場では共有されていた。


実践が、次の仕事につながっていく

照山さんの話の中で印象的だったのが、
コミュニティの変化のスピードだった。

最初は、事例共有や情報交換。
しかし、1〜2ヶ月もすると、必ずこんな言葉が出てくるという。

「これ、ビジネスになるよね」

特別なことを始めるわけではない。

今やっていることに、AIを掛け合わせる。

新しいサービスや仕事へとつながっていく動きが、すでに各地で生まれている。

この藤沢の場でも、
同じ流れが生まれる可能性は十分に感じられた。


AIの先にあるのは、“効率化”だけではなかった

もうひとつ印象的だったのは、AIの価値の捉え方だった。

仕事を速くする。
作業を減らす。

それだけではない。

その先にあるのは、人間の時間の使い方だという。

人と会う時間。
飲む時間。
身体を使う時間。

AIが進むほど、人間にしかできないことの価値が際立つ。

この考え方は、みらぼという場所の空気とも自然に重なっていた。


まずは月1回、でも本当は“その間”が大事になる

今後は、第3水曜日にみらぼで定例開催していく方向で合意。

ただし、それだけで完結するわけではない。

重要なのは、その間の時間だ。

日々の試行錯誤や、ニュース、困りごとを共有するために、Slackを活用したコミュニケーションも立ち上がった。

自己紹介、ニュース、ナレッジ共有、雑談、相談。
最低限の設計だけを決めて、あとは運用しながら整えていく。


ここから何が立ち上がるのか

この夜にあったのは、明確な答えではない。

むしろ、問いや途中の実践が持ち寄られた時間だった。

それでも、確かに感じられたのは、
ここから何かが生まれていく気配だった。

人が集まり、試したことが共有され、
そこに新しい視点が重なっていく。

生成AIをテーマに集まった参加者たち。ここから新しい動きが生まれていく

その繰り返しの中から、
プロジェクトや仕事が立ち上がっていくのかもしれない。

まだ名前も仮で、ルールも最小限。
それでも、この場はすでに動き始めている。

完成されたコミュニティではなく、
これから形になっていく過程に関われる場。

その最初の一歩が、確かにこの夜にあった。

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